スターラは、溶湯を非接触で移動させ溶湯を撹拌させる装置です。
一般に、誘導炉以外のアルミニユウム溶解炉(ガス、重油炉等の燃焼炉)は、溶湯を自己撹拌する能力を持ちません。燃料費が安いため、最近のアルミ溶解炉は燃焼炉が主流となっていますが、反面、欠点もあります。
スターラは燃焼炉の弱点をカバーします。
材料投入口からみた撹拌中の動画
タイチクのスターラは炉体下部に設置され、可動部分がなく、非接触ですのでメンテナンスフリー、長期間の連続使用にも充分耐える強固な設計となっています。
スターラシステムはスターラ本体と、制御盤、ブロアの組合せのみです。
据付工事は簡単で、迅速に終わります。
装置はコンパクトで設置のスペースも最小で済むように設計されています。
制御盤には超低周波電源、スターラー制御装置が内蔵されており、一面ですべての操作が可能です。
操作は簡単で、セットアップ時に弊社技術者が調整、試運転を実施した後はセミオートマチックで、運転が可能となり面倒な操作や、調整は一切必要ありません。
制御盤は防塵構造で、クーラーを内蔵しており工場内の厳しい環境にも耐える設計となっています。
また、タイチクのスターラは永久磁石を用いていません。
永久磁石駆動型は駆動部の保守が必要であるばかりでなく、電源を遮断しても強い磁界が残るため、周囲の鉄系金属や工具に影響を与えたり、人体へ悪影響を及ぼす、といった問題があります。
形式 | LMA2000/40 | LMA2900/80 | LMA2900/100 | |
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スターラ本体電源 | 長さL(mm) | 2000 | 2900 | 2900 |
幅W(mm) | 1200 | 1250 | 1270 | |
高さH(mm) | 400 | 470 | 470 | |
重量(ton) | 2.5 | 5.5 | 6 | |
スターラ容量(kVA) | 40 | 80 | 100 | |
周波数(Hz) | 0.5~3.0 | |||
電圧(V) | 200/220 | 200/220 | 200/220 | |
入力容量(kVA) | 15 | 30 | 40 | |
炉底厚さ(mm) | 350 | 420 | 420 | |
冷却 | 冷却方法 | 風冷 | ||
ブロア容量(KVA) | 2.2 | 7.5 | 7.5 | |
制御盤 | ブロア電源 | 200/220V 50/60Hz | ||
幅W1(mm) | 700(860) | |||
奥行きD(mm) | 500(630) | |||
高さH1(mm) | 1900 | |||
重量(kg) | 300 |